パニック障害[PD] | 不安神経症体験記 パニック障害[PD・不安神経症]とは | OASIS[オアシス]

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パニック障害[PD・不安神経症]とは?

「パニック障害[PD・不安神経症]」って何?とおっしゃられる方もいると思います。
私自身、この病気について全然知識がなく、また「うつ・パニック障害[PD・不安神経症]」などの精神的病気に対して偏見を抱いていた一人です。
病名をつけられたのは、1980年だそうです。 当事者以外の一般の人にはあまり知られていないのも当然かと思います。この病名が付く前までは、一般的に「不安神経症」という言葉でまとめられていたようです。 しかし「不安神経症」の中にも下記の分類に分けられるそうです。
 ①急性の不安発作(パニック発作)をしばしば起こす方
 ②慢性的に不安を訴える方
前者を「パニック障害」・後者を「全般性不安障害」と呼ばれるようになりました。また、近年の医学の発達により、脳内の物質「セロトニン」が不足して起こるという事が解かってきました。人の脳は、ストレスを受けると「ノルアドレナリン神経」が活発になり「ノルアドレナリン」を放出し不安が過剰にならないように「セロトニン神経」が活発になり「セロトニン」を放出し平常心を保とうとするらしいです。 その「セロトニン」が不足しているので、不安を抑えられないというのがパニック障害の仕組みらしいです。 (ん~難しい!)
つまり、脳が普段何もないときに、急に不安があると誤認するのが「 パニック障害 」といってもよいと思います。なぜそのようなことが起こるのかという事ですが、先天的(誕生時から働きが弱い)なもの、ストレスや疲労を多く感じる生活環境を長く続けた為に起こる、と思われます。
これは「パニック障害」に限らず「うつ・キレる」という状態にもなるそうです。

パニック障害[PD・不安神経症]・症状

パニック障害の症状とは、突然起こります。初期症状として、突然激しい不安感、目まい、恐怖心が起こり、動悸、震え、発汗、息苦しさなどを感じ、それが徐々に増幅しパニックに陥ります。発作は、数分でピークに達しますが、その後徐々に落ち着いてきます。 そのうち、発作がどんどん起こるようになります。 発作を繰り返すうちに「 次に発作がいつ起こるのか 」という「 予期不安 」に陥ります。 さらにパニックを起こした場所に行くと思い出してしまい、その場所を避けるようになります。 また、「 人前でパニックにならないか 」という不安感から外出できなくなり「 広場恐怖 」に繋がっていきます。
初期症状の段階では、心の病気を疑う方は、あまりいないと聞きました。 初期の段階では、まず身体的な検査をするのが妥当であると思われるからです。 しかし、病院で身体的な検査を実施しても、特に異常が認められません。 体自体は、健康そうに見えるので、初期の治療が遅れる原因かもしれません。

パニック障害[PD・不安神経症]・治療

パニック障害の治療は、主に薬物療療、認知療法、行動療法があります。 初期段階で発見が早く治療が適切であれば、薬物療法を数ヶ月続けるだけで治ることも多いそうです。しかし、病気の認識が遅れたり、初期の治療を誤ると長期になりがちだそうです。
(ちなみに私自身、初期治療の遅れと悪さがありました)

薬物療法
安定剤等の薬物を使った治療をすることです。発作が起これば薬で抑えるというのが基本です。私の場合、発作の時に飲むだけでなく、一日に決められら量をきちんと服用しています。恐怖がトラウマになり治りが遅れてしまうので、早期に実施するべきです。薬については、受診した先生と良く相談した上で、決めていきます。薬が合わない場合すぐに先生と相談し、変えてもらうなどします。決して自己の判断で、薬を乱用したり、やめたりしてはいけません。薬については、先生から必ず説明があります。
私の意見として「パニック障害の薬は風邪薬とは全く違います。向精神薬の為、違った使い方をされる方もいるくらいです。安易な気持ちで服用しない事。担当医師とよく相談して服用量を決める事。」これを守れば大丈夫です。 (^^y

認知療法
初期症状を繰り返し経験することでマイナスな考え方を正しい考え方に修正していく療法の事です。 「このまま治らない、死んでしまうのでは、気が狂ってしまうのでは、」といったマイナス思考になりがちです。 しかも、発作を経験するとその恐怖がなかなか消えずに長時間付きまといます。 これは、事実ですので、先ほど記述したマイナス思考だけを修正して、正しくしていきます。 特に症状がひどく現われるかたは、カウンセリングなどを受けることをお勧めします。 続けていき時間が経てば、過度に反応しなくなり適切に対応できるようになります。 これでストレスからもかなり逃れられると思います。
私の場合も特にカウンセリング等は受けませんでしたが、自分で勉強や家事をすることで、マイナス志向を忘れて、徐々に良くなってきた経緯があります。特に何か興味のある事をとことん勉強してみるのは本当に良い事と思います。私の場合、WEBとの出会いでどうしてもネット関係の仕事をしてみたい![その当時はそんな余裕はあまりありまsねんでしたが‥]と強く思ったからです。だってこのままダメになるのって悔しいじゃないですか。

行動療法
不安を感じる場所を行動で克服していくものです。 病気が進行すると、いろいろなものに恐怖を感じてしまいます。 私自身も普通に感じていたことが、不安の材料になってしまってます。 この療法で効果を得るには、時間と努力が思った以上に必要ですし、無理をしてするものではないと思います。絶対に無理はせず、回復の兆しがでてきたかな?と思う頃に、医師と良く相談して行うと効果的と感じます。
私自身無理をしたため、余計に恐怖心をあおってしまった経験がありますので、絶対無理をしてはいけません!あせらずに時間がくれば進めれば良い事なのです。

その他として、ストレスを排除する環境を作らなければならないと思います。
なぜ、こんなことになったのかと考えて、何がストレスだったのかも少し考えて、排除できるものは排除していく方向をとったほうが良いと思います。

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